私×彼=野球


その人は何も言わず行ってしまった。


「美由、大丈夫??」


「うん、平気。」



心配そうな凛だったが、私の一言で笑顔になった。


「でも、あの人大きかったねぇ。しかも、カッコよかったし!」


凛はあの人が行った方向を見ながら言う。



私はその人の顔をよーく思い出してみた。




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