†シークレット・ラブ†


「いらっしゃいませ、お一人様ですか?」


「いえ、待ち合わせで──…あっ…」




開店直後のカフェの人がいない一番奥の席で、立ち上がり、頭を下げる彼女の姿──…



遠くから見ても
いい女オーラが出ていた。



家庭に入り
あたしが忘れたものを

彼女は全て持っていた──…



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