†シークレット・ラブ†

あたしは、夜が明けるのと同時に先生を起こさないように

静かに先生の家を後にした。


テーブルの上に

お礼替わりの朝食と



『ありがとうございました』



と書いたメモを残して。



このまま…先生に甘えるわけにはいかない。


だからといって、誠司とやり直す事は、今のあたしには考えられない。


もう…誠司の腕の中には、帰れないよ…。



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