†シークレット・ラブ†

「誠司。話があるの…」


情事がすんだあと、シーツにくるまる裕美の隣で、煙草を吸う俺の顔を耳に聞こえてきた言葉は



「別れましょう。誠司」




突然の裕美からの別れての言葉。



「なぜ…?」



“なぜ”と聞いてみたが…「聞かなくても、理由なんて分かっているでしょう?」



そう少し悲しげな瞳で聞く裕美に



「そうだな…」と一言呟いた。




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