†シークレット・ラブ†


「ねぇ…話しがあるんだ…」




12時になる前に帰ってきた誠司に言った言葉は、「お帰り」ではなく、この言葉だった。





「どうした?こんな時間まで。待ってなくていいって言ったじゃないか」



「そうだけど、眠れなかったから…」



「どうして?」




『どうして?』





あたしは、この言葉が嫌いだった…





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