†シークレット・ラブ†

「ただいまぁ─…」

誰もいないのに、何言っているんだろう─…



「ふぅ─…」とため息をこぼしながら、帰りスーパーで買った荷物一杯のビニール袋をダイニングテーブルの上に下ろして、中身を冷蔵庫に入れていると



ピンポーン♪



誰だろ─…?

こんな時間にー…



「はい」と出ると


「祥子さん。あたし。」



「お義母さん?」


慌てて玄関のドアを開けると、両手に荷物をさっきのあたし以上に持って立っているお義母さんがいた。





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