少女のヴァンパイア
「キルギスっ!!」
リベルが完全に灰となる前、
やっとリーフとフランがやってきた。
ふたりは灰となりかけているリベルを見て
言葉を失う。
「リーフ…フラン…キルギスを…頼んだよ
僕の…大事な…妹…だからね…」
リベルがいつもの笑顔を浮かべる。
「リベルさんっ!!嫌です!!死なないで下さい!!」
フランが必死に叫ぶ。
リーフはなにも言わず
灰となっていくリベルを見つめていた。
リベルはリーフをみて、
にっこり笑った。
「リーフ…辛いときは泣け…己のうちに…溜め込むな…
って言っても…お前はそうするだろう…
だが…忘れるな…お前には…頼っていい…仲間がいる…………
キルギスを頼んだよ」
リベルはまた、
天井を見つめた。
「…どうやらお別れのようだね…
ありがとう…僕の大事な妹…キルギス…
弟のように可愛い…フラン…
心の友…リーフ…それに…バーナード…」
静かにリベルは目を瞑る。
今までにないぐらいの
優しい笑みを浮かべて。
「イオラ…今、逝くよ…」
そして
リベルは
灰となった――…
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