君に伝えたい






あたしの目の前で、見知らぬ誰かさんが告白してる。





「…………」




息を殺して、あたしの存在を気付かれないようにはしてるけど…。






何でこんな事になったのかって…、知りたい?じゃぁ教える~♪







お昼を食べ終わったから、

裏庭に寝っ転がって昼寝しようとしたわけよ。





そしたら、何かやたら気合い入れまくりの女の子と、


見知った顔が入ってきた。






しばらくの沈黙の後の状態が、今だ。




あたしは草の茂みに隠れるように寝っ転がってたからバレてないけど、





『好き』という言葉が出るまで、なにが始まるのか分かんなかった。











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