君に伝えたい
いきなり振り返ったと思ったら
何始まってんの!?
「え~……と……?」
後ろを振り返ってみた。
………誰もいない
「あああああ、あたしに言ってるの?!!」
「うん。初めて見たときから好きでした。お願いします!!」
そう言って頭を下げてくるこの人。
顔は見えないけど、耳が真っ赤っか………
「あ、あの!ごめんなさい……あたし、あなたの事良く知らないし………それに、それに…」
あたしは無意識に口走っていた。
「す……好きな人が居るの!////」
ええ!!?
あたしって好きな人居たの?!