君に伝えたい










「美咲っ、俺も一緒に寝ていい?」







この場所で会うと、いつもそう言って一緒に寝っ転がる。






空を見るのが大好きそれは昔も今も変わらない。



この日の空は、どこまでも青くて



どこまでも広かった。






「美咲はさ?好きな人居ないの?」




綺麗な顔をこちらに向けて話すハル。



ん?何いきなり、


ハルって恋バナするタイプだったっけ?




「…居ないけど?、」






――――チクッ…………






え…………?











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