君に伝えたい










あたしが悩むような顔をしてたら、



「………あ、やっぱりおごって貰うのは悪いな……。」






「え………」





「つーわけだから、今回はワリカンしようぜ」






夏生………!



クールなくせして優しいじゃん♪




やっぱいい奴!



「あっ!ホント!?ラッキー。」





あたしは嬉しくて、とびきりの笑顔を夏生に向けた。





それを見て、夏生は

口の端を少しだけ上げて優しく微笑んだ。









< 9 / 178 >

この作品をシェア

pagetop