【実話】~17歳~浮気男を愛してる。
きっと、泣くと思っていたお母さんは泣かなかった。
すごく、心強くって頼りになる。
「泣かなくって大丈夫だから。お母さんが…クミを守から。」
真っ直ぐあたしを見つめて、ただただなんども繰り返して言った。
"大丈夫。大丈夫。"
って何回も何回も…
久しぶりに、お母さんの前で泣いた。
『頑張るから、クミ…頑張るから。…お母さんありがとう。』
何も答えずに、コクりと頷いて、部屋まで送ってくれた。