乱樹(らんじゅ)の香り

「タカちゃん?どうしたの?」

麗より先に部屋に入っていた兵庫はそれに気づいた。

ピアス?

誰か、来たのか。

…偵察ってことは姉ちゃん。

兵庫は、麗を振り返った。

「麗…話さないと、いけないかな」

兵庫のつぶやきは、麗には聞こえなかった。

麗は兵庫に抱きついた。

まだまだ、いっぱい邪魔があることには、気づかないで。


~おわり~


読んでいただいてありがとうございました。


< 116 / 116 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ヒトリノセカイ
冬芽./著

総文字数/2,535

恋愛(純愛)11ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
あの人、胸にぐっさり、矢が刺さっている…
吐露するキズ跡
冬芽./著

総文字数/21,727

恋愛(純愛)62ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
  かわいい羽ちゃんが好きなんだけど、 トウゴさんの事を裏切れない。     
綺麗なブルーを描けません
冬芽./著

総文字数/62,279

恋愛(その他)176ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
世界には、綺麗な青が存在してて、目を奪われる 普通に生きている人の心には、そんな青がブルーとして存在していて 辛いはずのブルーはとっても綺麗で でも、あたしの中のブルーは、とっても鈍色にできていて... その、鈍いグレーの世界から、 あたしは、いつか、抜け出ることができるのだろうか × × × あたしには10年間思い続けているヒトがいて、 なのに、それを知らないそのヒトは、あたしに、今夜彼女にプロポーズするって報告してくれた。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop