恋しぶきプラス〜先生が描いた夢〜






気付くと12月になり、冬休みが目前だった。





1年の練習が終わった後のプールサイド。





いつもの通り莉央が数学の教科書を持ってきて、『分からない問題がある』と泣きついてきた。






…また簡単なところでひっかかってる。




あれほど、『使う公式間違えるなよ』って、授業中に注意したのに…。




何聞いてんだよ、まったく。







でも内心、こうやって莉央が俺を頼ってくれるのが嬉しかった。





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