運命の黒い糸
〜ミリ〜
ホントにイヤだったら拒めばいぃ。
でもアタシには、それが出来ない。
何で…
多分、こうなるコトを期待してたんだ。
だって、キライだったら二人で夜の海なんか来ないよね。誰も来ない夜の海に来てる時点で、こぅなるコト分かってたハズ。
アタシも子どもぢゃないんだから、そんなん予想出来たハズ。


『寒いから車ん中戻ろうか』
一樹は静かに言った。
『そぅだね』
アタシ達は車の中に戻った。
『ねぇヤラせて?』
『はぁ?』
『オレ我慢できない!!』
一樹はアタシの服を脱がせアタシの敏感な部分を刺激する。
『あっ…』
やめて!!って言いたいけど気持ちよすぎて言葉にならなぃ。
アタシは彼女持ちの人の浮気相手になった。残酷な運命が待ち受けているのに…
< 14 / 78 >

この作品をシェア

pagetop