運命の黒い糸
アタシ達が行き着いた焼肉屋は海のオススメの店だった。

『ここの焼肉屋マジ美味いんだって!!俺よく来るんだよねー』


『ここの店知ってる!!アタシも来たコトある!!』


海と郁は焼肉でテンションを上げ大騒ぎである。
いまいちテンションが上がりきれないアタシは二人のやりとりを黙って見ていた。


海のオススメだけあって行列ができていた。


『スゴイ沢山人がいるよ!?マジスゴイねぇ』


さすがのアタシもビックリだった。


『だろ!!俺のオススメの店だからな。とりあえず名前を書こう』


海は得意げに言った。
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