大陸の冒険 アダナレロと天空の島
「全体攻撃出来る優れ物よ。」
セイミさんが言った。
「いつの間に?」
と僕が言うと、ビートズさんが
「そんなものどこで手に入れたんだ?買い物の時だって、買っていなかっただろう。」
ビートズさんが言った。
「ゴブリンからの落し物。」
と、あっさり言うセイミさん。僕は敵の道具でも倒していたら自分の物って事なのかな?
僕はそう心に思った。
セイミさんのおかげで敵を全滅させた。
僕たちは急いで前へと進んでいく。しかし、なんか嫌な感じが僕の心によ切った。
そう、目の前には大国軍団のリーダーのバンダイが先回りをしていたことに気が付かなかった。
「ははは。先回りをしていたことに気付かないなんてさ。間抜けだな!」
バンダイが言う。
「僕らが敵と戦っていた最中に先回りを!?」
僕は言った。
「なんて作戦だ。お前らだけ飛行船を使っていたとはな。」
ビートズさんが言った。そうなのだ。大国軍団はこっそり、一緒に来ていたのに。つまり先を越されたのだ。
「そんなのあり?飛行船を使うなんて。」
リームさんが言った。
「それにしても、あいつらは何をしてるの?」
セイミさんが言った。
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