大陸の冒険　アダナレロと天空の島
最終章 天空の島
「さあ、どうする？」
僕らは過酷道(かこくロード)で足止めを食らっていた。
「クソッ、どうすれば‥‥。」
すると、「グッ。」「ウワッ」次々と大国軍団のシタッパが倒れていく。
「何が起きたの？」
リームさんも僕らも驚いた。何もしていないのに急に倒れるから。
「へへーん」
、と得意気に言う声が聞こえて恐る恐る近付いてみると、ビートズさんがいつの間にかと、後ろへ回りこんでいた。
「どうして後ろに？」
セイミさんが言った。
「一瞬の隙を見抜いて倒したんだ。俺って凄いだろう。」
ビートズさんが嬉しそうに言った。
「はいはい。要するに偶然ね。」
リームさんが言った。これってもしかしてイヤミ？それとも悔しさ？ちょっと分からない。
「で、これからどうするんじゃ？」
ガタナさんが言った。
「そっか‥‥。島がめちゃくちゃになったから。」
僕が言ったら、お父さんが、
「まずは、天空の島で封印を解かなくちゃいけないだろう。」
そうだ！危うく僕らの目的を忘れる所だった。でも、なにか忘れている事があった様な、ないような。記憶がウッスラと出かかっているのに。
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