大陸の冒険 アダナレロと天空の島
僕は肝心な所で忘れてしまう。悪いクセだ。
「そうはさせない!」
聞き覚えがある声で僕らを止めに来た。
!。
登場したのはいいが、僕らは誰なのか忘れていた。存在すら薄かった気がした。
「成男!」
「ああ!」
みんな。忘れていた。だって仕方がないもん。当分出会っていなかったんだから。
「お前ら、たぶん忘れているが気にしない。実はこの島の封印場所を破壊しておいたのだ。」
「何ですって!」
成男が言った後、リームさんが驚く。
「今までの冒険は無意味にしてやった!」
成男は喜んでいるが、待てよ。僕は深く考えてみて成男君に言った。
「封印を破壊したら君達の悪巧(わるだく)みはどうなるの?」
と、言うと成男君は、数秒黙りこんだあと、
「あああああ!!!」
深く考えてみたんだろう。自分の事も考えていないなんて。ちょっと間抜けな存在かも。
「もしかして、間抜けだろうって思ってないか?」
そう成男君が言ったから僕たちは堂々と、
「当然!」
と、答えた。
「キーー!!俺たちの事、考えてなかった!」
‥‥‥いや、普通気付くでしょう。作戦立てるとき重要な事が分からないなんて。
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