電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①
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そういえば最近、過去の夢を見なくなった。私は神社なんて好奇心で見に行く感じじゃなかったから、逆に不思議。でも、なぜかあの時行った島田神社には見覚えがあった。悟洲都町は一度も生まれてから行ったことがない。なのにあの時、すごく懐かしいように思えた。今日もそんな夢は見なかった。
次の日。私は早めに家を出て駅へと向かう。もしかしたら迷うかもしれないと考えて。もちろんデンタも一緒に。やっぱり家に置いておくのも何かと可哀想だから。
駅には来た者の、駅向こうに行くには勇気がいる。みんな、駅向こうに歩いて行くが、私は南口にいるだけで、ジッとしている。ただ、駅向こうの人は北側の人たちと違って、なんか怖そうな感じだ。なにか目を合わせたら、向ってきそうな…。
「じっとしてたら約束の時間きちゃうよね。」