電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①
で、その時、一人の小さな女の子が、マカフシギにお願いをしに行ったんだって。願いはは、この騒ぎを止めてほしいって。でも、逆に叶えるよりも、その女の子を食べたんだって。マカフシギは人々の電界ウインドウに“一人のか弱い女の子を生け贄にするなんて信じられない世界だ。こんな世界は罰を与えなければならない。”って。で、警察の脳を―――。〕
「美希?」
―――――。
「おじいちゃん。何作ってるの?」
私がしゃべってる。しかも、その相手はおじいちゃんだ。
「それはな、秘密だ。」
「ねえ、私にだけでもいいから教えて。」
「―――実はな、お前の誕生日プレゼントを作ってるんだよ。」
「私の?」
「ああ。ただ、お前が大きくなって、小学校最後の生活を送るようになったら。‘あの場所’へおいで。」
――――――。
「はっ!?」
私は気付いた。
「美希?」
―――――。
「おじいちゃん。何作ってるの?」
私がしゃべってる。しかも、その相手はおじいちゃんだ。
「それはな、秘密だ。」
「ねえ、私にだけでもいいから教えて。」
「―――実はな、お前の誕生日プレゼントを作ってるんだよ。」
「私の?」
「ああ。ただ、お前が大きくなって、小学校最後の生活を送るようになったら。‘あの場所’へおいで。」
――――――。
「はっ!?」
私は気付いた。