電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①
「あ、メリバリーは家と学校だけには入ってこないの。」
「わかった。いろいろとありがとう。」
「そうだ。私、いいところに連れていってあげる。明日は土曜日だけど、なんか用事ある?」
智美ちゃんが聞いてきた。
「別にないけど。」
「悟州都町を案内してあげる。」
「本当に!家族全員来たばかりだから、全然分かんなかったの。」
「そりゃ、丁度いい。」
智美ちゃんは早速親に電話した。
智美ちゃんがポシェットから取り出したのは一体なんだろう。
私は智美ちゃんが電話している機械に目を向けると、話を終えた智美ちゃんが
「これは、バーチャルフォン。つまり、携帯電話みたいなもの。」
「へぇ〜。」
「ねえ、いくらある?」
智美ちゃんが私に質問をしてきた。私はいきなり来たけど落ち着いて素直に答えた。
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