僕の彼女は無関心
車のドアを開けると既に他のメンバーたちが乗っていた。


「よっ遅かったな」


「どうせ愛しの綾ちゃんと一緒だったんだろ~」


「いいなぁ~アオイは。彼女いて」


メンバーが各々話しかけてきた。


話しかけてきた順に


リーダーでダンス担当のアキラ(20)


アキラはリーダーなだけあってしっかりしていて皆の兄貴的な存在だ。


ダンスとヴォーカル担当のハルカ(19)


メインヴォーカルは僕なんだけど、ツインヴォーカルの歌の時、出てくるんだ。


基本明るくてイイヤツではあるのだけれど、無類の女好きだ。


何回現場を撮られたことやら…


綾に会わせたくないやつNo.1だ!!


そして最後にダンスとアクロバット担当のユキ(15)


小柄だということもあってか身のこなしはメンバー一だ。


性格も小動物みたいで典型的な愛されキャラだ。


そして僕、アオイを入れて4人で僕たちのグループ「Call」は成り立っている。


「アキラ、こんにちは♪それとハルカ!!綾は関係ないよ!今日はSHRが長引いただけ」


ハルカに反論しながら僕は車に乗り込んだ。


「綾ちゃんってすっごい美人なんだろ?」


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