イチゴの気持ち ~イチゴ達のラブストーリィ~

「活動終了、おつかれさま。じゃぁ、今回の美化委員さんの反省など各クラスで書いて私の机に提出しておいてね」

先生はそう言って職員室へ向かっていった。


清掃道具を片付けし、手を洗い、各クラスに戻る。


教室には誰もいなかった。


「みんなまだ委員会終わらなかったり、もう部活に行ったりしてんだろうな。俺たちも早く書いて部活いこうな」


春哉は筆箱からシャーペンを出してカチカチと音をたてながら言った。


「清掃活動できれいになっていくはとても気持ちのよいことでした。特に海の清掃はゴミの多さにびっくりしました。拾うだけじゃなく、捨てないようにすることも大事だと思いました、と。七海ほかに何か書くことあるか?」


プリントを私の方に見せようとしたとき、春哉の頭が私の頭にあたった。


『いたーぃ』


頭を思わず手で頭を押さえた。

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