ぼくのきもち

ありがとう



もう、あたしがあなたと別れて一年がたちます

この一年、あなたを思い出さない日は

正直ありませんでした


忘れたい気持ちと、

忘れたくない気持ちが、


離れない期待が、


いつも心でせめぎ合っていました


あなたと再開したイベント

気持ちを伝えあった駅

初めてキスした公園

窓を開けて同じ星を見ながらした午前二時の電話

雪の積もったベンチに書いた2人の名前

お揃いのリング


あなたの手

ゆび





くちびる



背中



あなたの笑った顔も

怒った顔も

自分を責める姿でさえ、




大好きでした

愛しいと思っていました


愛していました




でも、


それも今日で終わりです

あたしは、もうあなたを思い出にしたいです


もう、寂しい夜にあなたを思い出さないようにします

つらくても、つらくても

あたしは頑張ります

寂しいけれど、

孤独だけれど、


あたしは自由だから。



ありがとう

本当にありがとう




あたしは幸せでした

あなたを深く愛せて幸せでした
あなたに愛されて幸せでした



傷はまだ痛むけれど、

もうあたしは立ち上がります





toA、


大好きでした


幸せでした




ありがとう
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