【中編】彼女の嘘
「遼、結婚しようか?」


「えっ?」


吃驚した。


プロポーズ?


「俺、もう遼と離れてらんない。」


疾風が軽くキスした。


「こんな私でいいの?」


「俺、遼しか女の子に見えないらしい。」


照れたように頭をかく疾風。


なにをやってもかっこいいんだから。


「私だって、疾風しか男を感じないよ。」


さっきよりも長いキス。


疾風は、私をベッドに優しく押し倒した。


「我慢できない。」


「疾風...ごめん。ちょっと気持ち悪い。」


私は、疾風を押しのけて洗面所に駆け込んだ。
< 73 / 82 >

この作品をシェア

pagetop