Boy Friend


そう思いながら、
ドアに手をかけた。


(美喜ちゃん・・・)


そうだった・・・

美喜ちゃんと仲氏が。




でも、もういないでしょ?


入っても、大丈夫だよね?




あたしは意を決して
ドアを開けた。



ガチャ・・・







「楊、遅いよーー」


茉莉ちゃんの声が
聞こえてきた。




「た、ただいま・・・」




「どこ行ってたの??」



「えっと、レストラン」


「誰と?」



「え!!?
 
・・・溝口と・・・・」



「・・・・彼氏と?」



「あ、うん。そう!!!」



「・・・仲氏くんが
捜してたよ」



「え・・・・」





< 122 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop