純愛 ~守りたい~

『良いよ。行くよ!!結婚式。せっかく誘ってくれてんのに、これから断るのも失礼だしさ。』


俺は、どうしても断ることが出来なかった。





― 成人式当日。――




雰囲気だけでも!と母は言い、車で会場の方を通ってから、結婚式場へと向かうことにした。







たくさんの人がいて、中には知っている顔もあった。





……もし、運命ってもんがあるなら、せめて一目でも良いから、あいつを見たい。



俺は、そんな思いで外を見渡していた。





< 199 / 492 >

この作品をシェア

pagetop