純愛 ~守りたい~

『中に入れないなら……せめて近くにだけでも行かせて下さい。外でも良いんです…。お願いします。』


あたしは気付くと、必死に手を合わせて頼んでいた。





『病院の決まりになっておりまして、家族以外の人を入れる事は出来ないんです……。外では会えないですし…何も出来ませんので。』


受付の人は、かなり申し訳なさそうに、言った。
















『ほ…穂乃嘉!?』


夏津紀の声がした。




あたしが辺りを見回すと、二階に夏津紀が立っていた。





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