復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
「倉山っていうとこだよ。ねえ、これから奈々子ちゃんって呼んでいい? マリのことも下の名前で呼んでよ」
「じゃあ、わたしもマリちゃんって呼ぶね」
高校生になって初めて、下の名前で呼んでくれる人ができたことが、奈々子はうれしくてたまらなかった。
そうだ、とマリが通学カバンから、ストラップがじゃらじゃらついた携帯電話を取り出す。
「奈々子ちゃんの、ケータイのメアドと番号教えてよ」
奈々子も携帯電話を取り出し、番号などを教えあった。
両親と、中学のときのわずかな友人しか登録されていなかった電話帳に、『相原マリ』という名前が光り輝いている。
「じゃあ、わたしもマリちゃんって呼ぶね」
高校生になって初めて、下の名前で呼んでくれる人ができたことが、奈々子はうれしくてたまらなかった。
そうだ、とマリが通学カバンから、ストラップがじゃらじゃらついた携帯電話を取り出す。
「奈々子ちゃんの、ケータイのメアドと番号教えてよ」
奈々子も携帯電話を取り出し、番号などを教えあった。
両親と、中学のときのわずかな友人しか登録されていなかった電話帳に、『相原マリ』という名前が光り輝いている。