復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
【†傲慢† おごり高ぶったあなたの足元は崩れ落ちるだろう。赤い涙を流しながら、大切な物を取り返し、底なしの穴へ落ちていく。】

いつのまにか、愛華にも呪いのメールがきていた。

大切な物とは、自分の顔の皮膚のこと……。
底なしの穴とは死ぬことを意味しているのだろう。

呪いのメールのせいで、愛華と亜美は残虐な殺し合いをしたに違いない。

逃げられない……マリの呪いからは逃げられない……!

「イヤァァァ!」

奈々子は携帯電話を落とし、頭をおさえて、絶叫した――。
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