復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
「と、盗ったって万引きしたってことだよね。それってやばくない?」

奈々子は引きつった笑顔できく。

「かなりやってるけど、ばれたことないし。どんどん新商品が出るからさ、ぜんぶ買ってたら、お金足りないから」

だからって、万引きはだめでしょう、と奈々子は思ったが、言えなかった。

「そーいえば、中学生のとき、みんなで万引きしすぎて、コンビニ潰しちゃったことあったな~」

亜美が思い出話をすると、理奈たちが、ゲラゲラと大笑いした。

すると、愛華が教室に入ってきた。

「あ、愛華ちゃん、おはよう」

駆け寄ろうとした奈々子は、はっとした。
愛華の目は腫れており、不機嫌そうな顔をしている。
通学カバンを乱暴に机に置いたので、奈々子はビクリとした。

「どうしたの?」と他のみんなが集まってきた。

「……一緒にトイレに来て」

愛華が小さな声で言い、教室から出ていったので、奈々子たちは足早についていった。
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