復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
「もし、ケータイが壊れたら、どーすんだよ!? お前、弁償できんか?」

理奈が鬼のような形相で怒鳴りつけたので、ぼうしの男の子は、大声をあげて泣いた。
もう一人の男の子は怯えた顔をして突っ立っている。

「殺すぞ!」

理奈はこめかみに青筋をたてて、そう繰り返す。

なんだか様子が変だ。と奈々子は理奈の携帯電話をぎゅっと両手で握りしめた。


「ちょっと、理奈やめなよ」

「子供なんだから許してあげなって」

千尋とさえが、慌てて駆け寄り、引き離そうとした。

二人が、男の子の胸ぐらをつかんでいる手をひっぱっているが、びくともしない。
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