白いジャージ2 ~先生と青い空~
~WIND-10~
膝枕
島の地図を広げた先生が、今いる場所を探す。
随分遠くまで来たようだ。
「夕食までまだ時間あるから・・・今度は直が寝ていいよ。ほら・・・」
強引に先生の膝に寝かされた私。
えーーー!!
こんな状態で眠れるわけないよ。
目を開けると、先生がじっと私を見てるんだよ…
無理無理。
絶対に無理だからぁ。
「ほら、目を閉じて・・・」
先生が私のおでこから鼻にかけて、撫で始めた。
懐かしかった。
小さい頃、お母さんにこうして眠らせてもらった記憶がある。