白いジャージ2 ~先生と青い空~


今日の夕日は昨日の夕日とはまた違っていた。



風が強くなってきたせいか、雲が夕日の前を何度も通り過ぎる。


でも、その雲がちっとも邪魔じゃなく、とても夕日とマッチしていた。




「この夕日とも今日が最後か・・・」



呟いた先生が、私の肩に頭を乗せた。


時々甘える先生が、大好きだよ。



「最高の思い出だね・・・」



先生は鼻をすすり、泣き真似をする。


私は先生の髪に触れ、そのまま先生の肩を抱く。




ぶらんぶらんと下ろした足に、海の水がかかる。



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