白いジャージ2 ~先生と青い空~

空と海 【END】





この飛行機を降りて、家につくと、旅の終わり。




でも、そこから始まるんだ。




私と先生の『結婚に向けての旅』が…





社会人になるまで、結婚してくれないと思ってた。




私が冗談っぽく、早く結婚したいって言うと先生は、いつも「焦らなくても俺はずっとここにいるよ」と笑ってくれたよね。





少しでも早く結婚したいって思う私は子供なのかなって思ってた。



「俺も、早く結婚したくて仕方なかったよ・・・多分お前よりもそう思ってた。」





先生は、飛行機の窓から海を眺めながら、小さくそう言った。




そして、照れたのか…



そのまま目を閉じた。




まだ眠ってはいない先生の耳元で囁く。



「先生、プロポーズしてくれてありがとう・・・」



先生は、私の手をぎゅっと握り、そのまま眠ってしまった。







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