白いジャージ2 ~先生と青い空~



窓際に座る先生を起こさないように、窓の外を覗き込んだ。




先生は、少し口を開けて、おでこを窓にくっつけて眠っていた。





これから私は毎晩先生の寝顔を見ることができる。




毎朝、ひげを剃る先生を横で先生の横顔をずっと眺めることもできる。



先生と同じ家で

同じものを食べて、同じベッドで眠り・・・



同じ目標に向かって、二人で歩んでいくんだ。




あんなに遠かった先生が

今、私の隣で無防備に眠ってる。




先生、ありがと。



私は、幸せです…





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