白いジャージ2 ~先生と青い空~


ゆっくり流れる時間。



雲はスピードを上げて、進む。





太陽は頑張りすぎて、ひと休み。





俺は直を抱きしめて、耳にキスをした。




「直・・・お前は優し過ぎるんだよ。ありがとな。」





俺が言えないことをいつもお前が汲み取ってくれる。



あの時もそうだった。




去年の12月。


クリスマス前の土曜日だった。










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