Sweet Love Bitter
第三話■彷徨う想い■



昨日はかなり泣いたな…




「先輩…来るかな。」



来ない、よね。





「…まいいや、もう時間だし……。」





玄関で靴を履いてたら…


お母さんが来た。





「美亜?昨日はどうしたの…?」




…あ、昨日……。


お母さんに何も言わないで、部屋に戻ったんだった。




「何でもないよ?
 ちょっと感動系の話聞いてさ…目、赤くない?」

「…そう、目は真っ赤よ?」

< 80 / 133 >

この作品をシェア

pagetop