負け組女子高生
悠紀の整った横顔を見つめて私はつぶやいた。
「あーぁ、世の中不公平。」
「なんでよ?」
悠紀は怪訝そうな目を私に向けた。
「悠紀って美人だよね。」
私の突拍子のない発言に悠紀は目をぱちくりさせた。
「訳わかんない。」
悠紀を首をかしげた。
「世の中にはさ、北森優子とか岡さんとかみたいな美人でそのうえ要領良く生きれる人もいれば、
私みたいに不細工なうえ不器用で、環境に馴染めないような奴もいて。なぁにが世の中平等だよ」
私はふんっと鼻を鳴らした。
悠紀は少し考えた後喋り出した。
「まぁ、北森とかあゆみとかはさあ、あんな恵まれた容姿を持って生まれたからこそ、
周りの対応とか表情で要領良く生きる術が身についたんじゃないの?」
と言った後悠紀はしばらく考えてまた付け足した。
「あっ、でもそれだと生まれながら不細工な奴でもおんなじ事が言えるよね。
不細工ながらに上手く生きる方法見い出して生けるんじゃないの」
私はここぞとばかりに突っ込んだ。
「そうだと思うでしょ?でも違うんだよ。
不細工はね、不細工なりの生き方を見つける以前に周りの視線が恐怖になっていっちゃうんだよ。」
悠紀は黙って聞いていた。
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