俺様のカゴの中
ジタバタと抵抗されたので腕を押さえた。



期待通り…。



「ぷはっ!!」

「苦しかったか?」

「苦しっ…かったよ…」



タコみたいに真っ赤な顔で涙目。



やめろよ。



俺を煽んのはやめろ。



マジでオヤジ化すんぞ…。



「…………寝る」

「あ、はい…」



留宇の隣に横になって枕に顔を埋めた。



クソボケ留宇…。



久しぶりにこんなにモヤモヤするじゃねぇかよ…。



それでも睡魔には勝てず、目を閉じると3分かからず夢の中。



夢の中での留宇は何も着てなくてベッドで俺を誘惑。



なんてバカな夢を見た。



嗅ぎ慣れない匂いで目が覚め、リビングにでるとキッチンに留宇の姿があった。



「おはよう!!」

「なにしてんだ…?」

「夜ご飯作って…勝手に冷蔵庫の中使っちゃって…」



申し訳なさそうな顔をしてる留宇。



別に構わねぇのに…。



タバコに手を伸ばした時に確認した時間は夕方6時。



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