俺様のカゴの中
コクコクと頷いた留宇。



指を引き抜いて唇に触れた。



俺がキスしたらどんな反応すんだろ。



泣くか?



それとも気絶?



いや、喜ぶかもしれない。



真っ赤な顔のまま俺に弄ばれる留宇の困惑した顔は最高にそそる。



「雷さんって…」

「て?」

「…………意地悪」

「そうだな。お前イジメんの、最高に楽しい」



ムッとした顔。



たまんねぇ反応ばっかりしてくれちゃって。



マジでイジメ甲斐がある。



「留宇ってキスしたことあんの?」

「ないよ!!」

「じゃあ俺が始めてか」

「始め…て?」

「今からするから」

「へっ!?あっ、ウソ…?」

「マジだし」



顔を近づけたらギュッと目を瞑った。



一瞬だけ軽~く触れるだけのキス。



顔を離すと目を開けてポカン…。



「終わり…?」

「んなわけねぇだろバーカ」

「んっ!?」



その顔が見たかったんだよ、俺は。



焦ってもがきやがれ。



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