俺様のカゴの中
仕事用の鞄を持った雷さんと玄関へ。



「い、いってらっしゃい…」

「行ってきます」

「行ってきます」

「いってらっしゃい」



1日が始まって2回目のキスはこの玄関で。



出発前にはするもんだって雷さんが言うから…。



顔が熱いよ…。



車に乗ったら雷さんの趣味の音楽を聞く。



乗り慣れた車の助手席。



ハンドルを握る雷さんがこれまたカッコイイ。



「今日、遅くなるからちゃんとカギしめとけよ?」

「うん。でもなんで遅いの?」

「接待ってヤツだ」

「接待…」



今日もひとりご飯かぁ…。



実家寄って浴衣取ってこよう…。



「ねぇ、あたしって雷さんの負担になってない?」

「なってねぇよ。んなこと気にしてんじゃねぇ。そのうちちゃんと時間も作ってやる」

「お仕事楽しい?」

「楽しいね。知らねぇことを知れんのが」



偉いな、雷さん。



毎日ハードであたしならきっと逃げ出すよ…。



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