*SWEET LESSON*
「……誰?」
その男の子が口を開いた。
この子………!!!カッコいいじゃない!
大和と並んでも全然引けを取らない位に。
何だか目つきは悪いけど…
クールで知的そうで、顏がめちゃくちゃ整ってるよ!!
「長谷先生だよ。一昨日保健室行った時に仲良くなった」
「ふーん…。
国枝斐二(クニエダ カイジ)です。よろしく」
「あ……あぁ、どうも…」
でもこういう子、なんだか苦手だなぁ…。
「センセー。顔色悪いよ?」
大和が顔を覗き込んでくる。
ギャッ!朝からその綺麗な顔は眩し過ぎる…ッ!!
「そーだな。顔が赤い」
国枝君!あなたまで顔を近くに寄せないでください!!
それに顔が赤くなったのは大和のせいだから!
「だ…ダイジョーブよッ!私の事は気にしないで!
そうだ!やらなきゃならないことがあったから先に行くわね!」
そう言って逃げ出した。
うう…!!
ただでさえ大和に見つめられるだけで心臓が飛び出しそうなのに、あんなマネキンみたいに綺麗な顔まで寄せられたら
誰でも死にそーな位ドキドキすんだろぉがーーー!!