ぴんぽーん



藍希の家のインターホンを鳴らす。


しばらくすると、ドアがガチャリと音を立てて開いた。



「はぁーい!!お待たせ!」


「うん、行こうか。って………」


藍希が持っている荷物の量を見て絶句した……。


「…藍希…1泊だよ……?」


「ん?分かってるよ♪」


「……多くない…?」


「へ?荷物…?」



見るからに重そうな鞄を軽々と持ち上げるものだから、感心してしまう…


…けど……




「何が入ってるの?キャンプじゃないんだよ?」


「うん、分かってるよ!!えっとー…雪子とかがぁ子とか…」



何者?!


まさかのぬいぐるみらしきものたち………



まぁいいや。


「うーん…少し持つよ…。」


「あ、ありがと☆」




渡された鞄は―――――――






すごく、すごく重かった…………
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