一番星
どれくらい泣いたか分からない。

気付けば日が暮れてるし携帯を開けば着信とメールが沢山。

満に電話をかけようと思ったときにドアが開いた。


「あれっ!?
 ・・・長谷川?」

誰?

私のこと知ってる。

って・・・


「秋吉くん!?」

「おっ!
 俺のこと覚えてる!」

秋吉建斗くん。

小学校が一緒だったの。


「何してるの?」

「それはこっちの台詞。
 泣いてるじゃん。」

「あっ・・・」

「いや話したくないならいいよ。
 でも1人で泣くより隣に誰かいる方が落ち着くから。」

そう言って隣に座ってくれた。






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