一番星
「こらー!
 授業サボって何やってる!」

いきなりする怒鳴り声にビックリする私と満。

少し広めの屋上には1ヶ所だけ隠れる所がある。

最後の抵抗に私達は隠れてみる。

けどやっぱり足音は近づいてくる。

職員室でのお説教を覚悟したとき,


「泉と満発見!」

と聖ちゃんの声。


「お前らココ好きだなぁ。」

続いて拓也の声も。


「もぉ!聖ちゃん達だったの~」

「驚かせるな。」

私達の怒りの言葉に『ごめんごめん』と口をそろえる2人。

謝る2人が面白くて私と満はいじけるフリ。

それを信じる聖ちゃんと拓也は何かを相談しあってるみたい。


「泉~」 「満~」

と言い2人そろって差し出した可愛い箱。

素直に受け取り蓋を開けてみる。


「「かわいー!」」

箱の中身はプレートのネックレスだった。

その表面にはヒマワリの絵が彫られていた。

シンプルなんだけどすごく可愛い。

裏には私達4人のイニシャル入り。

聖ちゃんと拓也が昨日買いに行ったらしい。

私も満も早速付けてみた。
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