桜龍学園

「え、うん。」


サラリと答える。


「あ、ちなみに!あたしが紫蝶ね」

竜「俺は紅蝶ーこうちょうー。よろしく。」

そういえば…竜兄の族の名前…紅蝶華…だっけ…。

見事…<紅蝶>だよね。

かぶってるぅー

…誰かにバレてんじゃ…?(笑)←

春「俺がぁー、青蝶ーせいちょうーだよーん。」

だよーんて何だ。

だよーんて…

阿呆っぽいからやめてほしい…

…いや、もう阿呆か。←

優「俺が黒蝶ね。」

ニッコリ笑いながら言う優兄。

あれだよね。

見事優兄の腹黒さが通り名に……って…


「いでででででででッ!」

優兄にこめかみのとこグリグリされた…


…いや、され…“てる”(今も

「いだだだだだ!!」


優「まったくー…舞姫も口が勝手にお喋りしちゃうのなおさないとねー?」

おぉ…勝手にお喋りしちゃってましたか。

またですか。
誰か助けてくんないかな。

お口さん勝手に喋るのやめましょう協会みたいなのないかな。(ない

雪「兄貴…もうやめといたら…」

…そう。まだやられてます。


あれ、なんでだろう。涙がでてきたよ。

痛すぎるんだよ!

誰もが泣くよッ。


雪「まぁいいや。」

いいのかよ!

ちょ。真面目に痛いから!


もうお喋りする余裕ないくらいだから!


雪「俺がぁ…白蝶ーはくちょうー

……この通り名ヤなんだよねぇ…

白鳥みたいじゃん。」

確かに。



ま、まぁ…きっと雪夜が天使みたいだったんだよ!きっと!

だから白なんだよ!!

…と心の中で雪夜を励ましてると。



健「ぅおぉおぉお………」

突然唸りはじめた健。



…怖いんだけど。

ってか…何!?

恵「へーぇ…蝶陽だったんだー…」


そこまで驚いた様子のない恵。

…ホントに恵って…つかみにくいよね…。


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