幸せのカタチ~赤い宝物~


友來の言いたかった事…


杉原は別れた後も、彰の事が好きだった。

でも彰は私を好き

彰の気持ちにハッキリと答えない私。

勢いで付き合いだした、彰と私

それを杉原は許せない。

彰にやり直したいって言ってもダメだった杉原

私が彰をキライになって、別れれば
また自分が彰の心に入る隙間が出来ると考える。



それで、公園で待ち伏せしたり
クリスマスに押しかけたり



「わざと愛果が誤解しやすい様に、動いたんじゃない?」


って。


それに…



「溝口先輩は、ホントに凄く愛果が好きだって
いつでも全身からオーラが出てたしね。
一度、ちゃんと確かめてみたら?」



これからデートの友來は、そう言って私とバイバイした。


私は家までの帰り道、友來の推理が頭から離れなくて頭の中がパンクしそうだった。



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