幸せのカタチ~赤い宝物~


好きだよ

離れたくないよ。


だって好きだもん。


自分でもびっくりする位好きになったんだから…。




でも…

もしも自分から連絡して、実はああやって飛び出して行った事に引かれてても

ホントは大して好きじゃなかったって思い知る様な事になったら



ムリムリムリ…


絶対に耐えられない。



「両方、ムリ…。」


『…そっか。
でもまぁ、ちゃんと向き合った方がいいよ?
じゃないと後で後悔するんじゃない?』


「うん…。
考えて…みる……。
ってかさぁ、友來は昨日どうだったワケ?」


『……。』



行詰った私は、とりあえず話題を友來に振る。
すると明らかになんかありそうな感じ…。



「あっ!絶対なんかあったぁ☆
ナニナニ??」


『んー……。
付き合う事になった…カナ。』


「マ~ジ~でっ!?
良かったじゃんっ!
おめでとぅ友來っ♪
何がどうしてそうなったのぉ~!?」


『うん…ありがと…。
昨日パーティでクジでペアになってさ、テンションも上がって、勢い…で。』


「えっ…友來から告ったの!?
すげー…。」


『…うん。
帰り送って貰ったからその時に…ね…。』




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